サイトアイコン 南アルプス・八ヶ岳の天然氷屋|販売|蔵元八義(株式会社八義)

春休み中の出来事。その1_松月氷室訪問

4月となり東京では桜も満開となりいよいよ春爛漫な雰囲気ですね!
皆さまお元気ですか?

私たちは3月中旬から2週間、遅い(遅すぎる)お正月休みをいただき、みんなで氷室を留守にして千葉県の実家に帰っておりました。(そうです。もともとは山梨県民ではなく、千葉に住み東京を活動拠点としていた都会人なのであった!!!!)

その2週間の間、お休みといってもたまりにたまった東京方面などのお仕事と久しぶりに会う旧友たちやお世話になった方へのご挨拶などで、結局代わり映えのしない氷おじさんの顔をほぼ毎日見ていたような。。。(これは休みといっていいのか?ひどい会社だ!訴えてやる!)

ではでは、本日はそんなお休み中のトピックをっ!

なんといっても一番のトピックはあの松月氷室さんを訪問させていただいたことでしょう!
松月氷室さんといえば、創業明治27年という日光の伝統ある天然氷の蔵元さんで、天然氷のかき氷好きの方で知らない人はいないという大御所です。
そして、ちょっとブログでは辛辣な意見を憚りなく歯に衣着せずお書きになるのでこわ~~い印象なのですが(笑)、ひよっこ氷室の八義にいろいろアドバイスをしてくださるありがたい先輩です。(中の人は笑顔の可愛い優しいオジサマ。笑)

東京から2時間ちょっと。車を走らせて日光へ。さすが日光。景色もきれいです。日光といえば小学校の修学旅行で東照宮にいって硫黄の温泉にはいって温泉卵をたべたなぁ~。
そんな風光明美な日光の今市駅のすぐ近くに松月氷室はあります。駅から近いっていうのはとってもいいですね。うらやますぃ。

じゃじゃーん。(お店の写真を外から撮影するのをうっかりしてしまったので、お写真はこちらのサイトさんからの借り物です。)

そして早速、こちらの名物かき氷の中でも春限定のスペシャルバージョン、いちご大仏(!?)かき氷をご馳走になりました。
これです!↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

すごっ!本当に大仏だ!ふわっふわに削られた氷の上に、さらにふわふわのフロマージュクリームをトロッと乗せて、さらにさらにこれでもかっ!と生イチゴが突き刺さっています!衝撃です!
うれしいことに、生イチゴのソースは別添えでお好みでかけながら食べられます。

もちろん、中にもたっぷりイチゴ!これ、本当においしいです。すご~~~くおいしいです。
八義のかき氷やさんにも、フレッシュチーズのマスカルポーネ練乳がありますが、こんな風に生クリームみたいになっていても楽しいですね!今年の夏はとろとろクリームにも挑戦してみようって思いました。
しかも、このかき氷いくらだと思います?なんと700円なんですって!やっすーい!
これは絶対食べなきゃダメなやつてすよ!奥さん!
松月氷室の社長、まささんのお考えで、お客様に少しでも安く提供するために、仕入れも徹底して低価格のものや、農家さんのハネダシ品を仕入れてきているんですって!
練乳なども激安でどこかから仕入れているとのこと。素晴らしいです!

とことん味とお値段にこだわるお店、手作りや国産・無添加にこだわるお店、高級志向の一級品にこだわるお店。それぞれにかき氷店にはそのお店の特徴がありますね。ぞれぞれの店主さんがそれぞれのお考えでお客様に喜んでいただけると思って、その道を行っているのだったら、わたしはどれが正解ということはないと思っています。それぞれのお店の特徴やお値段や味をお客様自身のお考えで好きかどうかを判断してくださればいいのだと思っています。
かくいう、私たちのかき氷店も、フルーツだったら安くておいしい地元農家さんの季節の果物とフレッシュさ、八ヶ岳の牛乳や材料を使った手作りや無添加、トッピングは無料!といったことにできるだけ近づけてやってきましたが、だんだんお店が混んできてお客様が増えてくると、その仕込みにかかる時間だったり手間だったりが追い付かず、一日に販売できるかき氷の数も限定されてしまうというジレンマに陥っています。悩みどころですよね。

そしてお昼ご飯に、川床のお料理をご馳走になりました。すごい豪華!でっかいウナギが串にささっています!すごくおいしい!

このウナギは炭でじっくり焼いているんですよ!暖かい時期だったら、川床のテーブルで流れを見ながらいただくのも素敵ですね!ごちそうさまでした!

おいしいご飯も頂いて、早速池や蔵を見せていただきました。

風情があります。やっぱり伝統ある氷池は風格が違いますね。

池、ひろーーーーーーーーい!私たちのコンクリート底の池と違って日光では池の底は土なんだそうです。そうですよね。伝統ある池はむか~~しからありますから、本来氷池の底は土であって、この土が氷が膨張する圧を吸収してくれたりするのだそうです。
人員不足の八義の切り出しでは苦肉の策のやっつけで、池の中に入って氷を引き上げていますが、なるほど、土の池では中に入るなんて言語道断ですよね。まささんが、池に棒を突っ込んで底を軽くかき混ぜて見せてくれました。

氷室の中は整然と美しく氷板が並んでいます。さすがっ!プロの仕事!
そして、重機や道具までひとつひとつ説明付きで見せてくれて、わたしと氷おじさんは「ウンウン」と感心してうなずくばかり!


曲がりはしごや氷鍵の棒、罫付けの道具なんかも全部見せていただいちゃいました。
これで、来年は水に入らなくて大丈夫かもっ!(なにしろ水中かかりのとっくんが今年で大学を卒業して就職してしまうので、来年の切り出しにはいませんから犠牲になる人がいません。。。笑)

重くてしょうがない弊社の氷カッターも、元祖開発元のまささんに聞けば問題がすぐにわかりました。どうやら重心が悪いみたいです。なにしろ見様見真似で「とにかく切れれば!」と作っていますからダメですよね。笑 こちらも来年にはすこしは改善されるでしょう。(予算の関係で作り直すのはムリ!だけど、「こうしたらいいよ」とアドバイスいただいたので応急措置で対応できそう!)

本当に有意義な一日でした。
八義もできるところから少しずつ前進して、頑張らなきゃいけませんね!

まささん、ありがとうございます!

貴重な日光松月さんの天然氷と、参考にと販売グッズ、それに、松月前掛けに今は手に入らない氷屋専用手鍵をお土産にいただいちゃいました!

すごく勉強になりました。さぁ。ますますやる気が出てきたぞぅ~~~!!

そうそう。今度はまささんが弊社に来てくださるとお約束したのですが、早速昨日(4/4)お越しくださいました!ブログの更新が遅れていますが、こちらも後日アップいたしますね!

 

 

 

 

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